「希望王女サンタリア」入門ガイド ― つながりの銀河から始まる物語

はじめてこのサイトを訪れてくださった方へ。ここは、まだ地図のできあがっていない場所です。物語はいま、少しずつ形をとりはじめたところで、キャラクターも、エピソードも、これから増えていきます。だからこの入門ガイドは、「すべてを説明する案内板」ではなく、「これから一緒に歩いていくための、はじめの一歩」だと思っていただけたらうれしいです。
つながりの銀河 ― この物語が生まれる場所
物語の舞台は、つながり(きぼうどり)と呼ばれる、鳥のかたちをした彗星たちが集まる銀河です。無数の彗星が長い尾を引きながら、翼を広げるように連なって流れていく。遠くから眺めれば、それはたしかに一羽の大きな鳥に見えます。
つながりは、どこかへ向かって飛び続けています。目的地が決まっているのか、それとも飛ぶことそのものが目的なのか、まだ誰にもわかりません。ただ、その光は消えることなく、暗い宙(そら)のなかを渡っていきます。
その銀河に、希望王女たちは住んでいます。彼女たちは玉座に座って命じる存在ではなく、光の流れのなかを旅する存在です。ひとつの彗星から次の彗星へ、ひとつの物語から次の物語へ。だからこの世界の物語は、必然的に「旅」の形をとります。
なぜ「王女」なのか
王女という言葉には、守られる者の響きと、受け継ぐ者の響きの両方があります。この物語における王女とは、誰かの希望を預かり、それを次の場所まで運ぶ役目を負った存在のことです。強くはないかもしれない。迷いもする。それでも、預かったものを手放さずに歩き続ける。そういう姿を、私たちは王女と呼んでいます。
サンタリアという名前
希望王女サンタリアは、この銀河を旅する王女のひとりです。「ひとり」と書いたのは、彼女がすべてではないからです。つながりの銀河には、まだ名前も語られていない王女たちがいます。彼女たちの物語は、これから少しずつ姿を現していく予定です。
いまサンタリアについて言えることは、多くありません。彼女は誰かの絶望のそばに静かに立ち、そこにわずかに残っている光を見つけようとします。答えを与えるのではなく、まだ消えていないものを一緒に確かめる。そういう関わり方をする王女です。
物語がどこへ向かうのか、正直なところ、私たち自身もまだ完全にはわかっていません。けれど、わからないままに書き始めることが、この作品にとってはむしろ誠実なのだと思っています。
これからどう読んでいけばいいか
「シリーズを読む正しい順番」を知りたい方もいらっしゃると思います。現時点では、こうお伝えするのが正直なところです。
- 気になった入口から入ってください。 写真からでも、音楽からでも、ことばからでも構いません。どこから入っても、同じ銀河につながっています。
- 順番は、これから育っていきます。 作品が増えるにつれて、自然と読む筋道ができてくるはずです。そのときはあらためてご案内します。
- 登場人物との出会いを、急がないでください。 新しい王女や、旅の途中で出会う存在は、時間をかけて少しずつ現れます。すでに完成した名簿を眺めるのではなく、一人ずつ出会っていく体験を大切にしていただけたらと思います。
まだ空白の多い地図を、一緒に描いていく。それがこの作品の、いまいちばん正しい楽しみ方かもしれません。
作品と、カウンセリングのこと
このスタジオでは、希望と平和を目的としたデジタルメディアミックス作品を、無償・非営利で公開しています。あわせて「カウンセリング」という、写真・音楽・ことばによるメール相談の場も設けています。
物語のなかで王女たちがしていることと、カウンセリングでしていることは、根のところでつながっています。どちらも、こころの絶望を無理にほどこうとするのではなく、まだ残っている希望のほうへ、そっと目を向け直すための試みです。
旅の途中で、お会いしましょう
つながりは、いまも飛び続けています。その翼のどこかに、あなたの物語が加わる余地が、たしかにあります。
いまはまだ、登場人物も少なく、語られていないことばかりです。けれど「少ない」ということは、これから増えていくということでもあります。ひとつの名前が生まれ、ひとつの光景が描かれ、ひとつの歌が置かれるたびに、この銀河は少しずつ広くなっていきます。
そのすべてを、はじめから見届けてくださる方がいるとしたら、それはとても幸福なことだと思います。どうぞ、急がずに。あなたのペースで、この旅にご一緒ください。


















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