ルルナリア

かつて「希望王女」の名を冠し、希望の国に生きていた王女。現在は絶望國に身を置き、サンタリアの前に立ちはだかる敵役として登場する、謎の多い女性。

長い金髪と紫色を基調とした姿を持ち、堂々とした立ち振る舞いと鋭い眼差しからは、近寄りがたいほどの強さと威厳を感じさせる。身長175cmという長身も相まって、サンタリアとは対照的な、大人びた雰囲気を持っている。

ルルナリアが何よりも大切にしているのは「強さ」である。

弱さを見せることを嫌い、苦しみや恐怖に屈することを許さない。どんな困難に直面しても、自らの力で立ち上がり、前へ進もうとする。そのため、他者に対しても厳しく、時には冷酷とも思える言葉を投げかける。

しかし、その強さへの執着には理由がある。

ルルナリアは、強さそのものを愛しているのではない。

「大切なものを守るためには、強くならなければならない」

そう信じているのである。

そのため、誰かを無理やり強くさせようとする人間や、弱い者を利用して支配するような場所を彼女は嫌っている。表面的には怒りっぽく、好戦的に見えるルルナリアだが、実際には弱い者の痛みを理解している人物でもある。

そして彼女には、誰にも簡単には語れない大きな秘密がある。

ルルナリアは、もともと希望王女だった。

希望を象徴する存在として生きていた彼女は、ある出来事を境にその立場を離れ、絶望國へと身を置くことになる。現在は絶望側の人間として振る舞っているが、その心の奥底から「希望」が消えたことは一度もない。

むしろ彼女は、誰よりも希望を愛している。

絶望を知っているからこそ、希望がどれほど尊いものなのかを知っているのだ。

そんなルルナリアにとって、特別な存在がサンタリアである。

サンタリアのことを「弱い」「甘い」と厳しく批判し、時には敵として立ちはだかる。しかし、その態度とは裏腹に、ルルナリアはサンタリアのことを常に気にかけている。

まるで妹を見守る姉のように。

サンタリアが危険にさらされれば、誰よりも早くその異変に気づく。サンタリアが迷えば厳しい言葉で叱り、立ち止まってしまえば無理にでも前へ進ませようとする。

優しく抱きしめるような愛情表現ではない。

「そんなことで諦めるな」
「お前が希望王女を名乗るなら、最後まで立っていろ」
「泣くのは勝手だ。だが、泣いたまま終わるな」

そんな厳しい言葉の一つひとつに、姉としての心配と愛情が込められている。

一方で、ルルナリア自身はその想いを素直に認めようとはしない。

サンタリアに対して「嫌いだ」「弱すぎる」と言いながら、本当は誰よりもサンタリアのことを理解している。サンタリアが持っている純粋な希望を、実は誰よりも大切に思っているのである。

だからこそ、彼女はサンタリアの前では敵であり続ける。

自分が悪役となることで、サンタリアが成長できるのなら。

自分が憎まれることで、サンタリアが強くなれるのなら。

自分が絶望の側に立つことで、サンタリアが「希望とは何なのか」を知ることができるのなら。

ルルナリアは、自らが嫌われることさえ受け入れている。

しかし、その真意をサンタリアが知る日はまだ来ていない。

「本当は希望が好き」という彼女の心と、「絶望國の悪役」という現在の立場。その二つは大きく矛盾しているように見える。

だが、その矛盾こそがルルナリアという人物の本質である。

彼女は希望を捨てたのではない。

希望を守るために、あえて絶望の中へ入ったのかもしれない。

強く、厳しく、怒りっぽく、決して弱さを見せないルルナリア。

その仮面の奥に隠されているのは、誰よりも優しく、誰よりも「希望」を信じている心。

サンタリアにとってルルナリアは、最大の敵であると同時に、誰よりも自分を理解している「姉」のような存在なのである。

そしていつの日か、サンタリアがルルナリアの本当の想いを知ったとき、二人の関係は「敵と味方」という単純な言葉では語れないものへと変わっていく。

絶望の中に立ちながら、誰よりも希望を愛した王女――それが、ルルナリアである。

読みRURUNALIA
役どころ絶望王女 悪役
登場作品ぜんぶ
誕生日12/7
身長175
好きなものサンタリア 絶望 強さ 怒り 魚 影 男らしさ 本当は希望が好き 
苦手なものサンタリア  弱さ 明るい場所 強さを強制させる場所や人
タグ悪役 月 怒り ルルナリア 絶望王女